添乗員 高橋智子と行く悠久の時を巡る キプロスの旅

早春の花咲き誇る遺跡とビザンティン聖堂群を訪ねる10日間

出発日: 2026年2月16日(月)

キプロスへのお誘い

悠久の時を巡る旅へ出かけませんか
地中海に浮かぶキプロス島は愛と美の女神アフロディーテが生まれた神秘の舞台であると同時に、新石器時代から連なる豊かな歴史の中、多様な東西文明が交差する地として数多くのビザンティン教会を今に伝えています。今なお南北に分断された複雑な歴史は島の美術と建築をより深く理解する鍵でもあります。古の信仰と芸術が息づく地中海の小さな島国キプロスで思う存分ビザンティン芸術に浸りましょう。(高橋 智子)

《添乗員・高橋 智子プロフィール》

英国で約10年暮らし、某放送局に数年関わる。
添乗員は1996年から細く長く継続中。朝日サンツアーズとの関わりは2000年~2020年(内勤と添乗)。

ツアーポイント

◆パナギア・フォルヴィオティッサ(アシヌー聖堂)、アギオス・ステギス聖堂など、ビザンティン壁画が多く残るトロードス山中の聖堂群をめぐります。
◆トルコの雰囲気が濃厚な北キプロスにもご案内します。サラミス遺跡、ファマグスタ、ベラパイス修道院などを見学します。
◆先史時代や古代の遺跡を見学します。ヒロキティア、王族の墓、古代遺跡クリオン、パフォスのモザイクなど、キプロスならではの遺跡をめぐります。

アシヌー聖堂 外観

ご利用予定ホテル

◆ニコシア/ヒルトン・ニコシア ★★★★★
旧市街の西約4kmのビジネス街に位置する設備の整った5つ星ホテル
◆トロードス/ トロードス・ホテル ★★★
キプロス最高峰オリンポス山から近い、標高1700m に位置する自然に囲まれた3つ星ホテル
◆パフォス/アナベル・ホテル・パフォス ★★★★★
考古学公園や港から徒歩10分ほどの海沿いに位置する5つ星リゾートホテル

  • パナギア・フォルヴィオティッサ(アシヌー)聖堂の天井フレスコ

  • アフロディーテが漂着したとされるペトラ・トゥ・ロミウ

  • 早春の花咲き乱れるサラミス遺跡

北キプロス
トルコの支援を受けて、1938年に独立を宣言しましたが、独立を承認しているのは未だトルコのみです。国境は“グリーンライン”と呼ばれ、現在はかなり自由に行き来できるようになっています。北キプロスには、キプロス最大のサラミス遺跡、城壁に囲まれた街ファマグスタ、中東で最も美しいゴシック建築とされるベラパイス修道院、風光明媚な港町キレニアといった見どころがあります。

キレニア港とベラパイス修道院

トロードス
キプロス最大の山塊で、最高峰は1952m のオリンポス山です。ビザンティン時代には、外敵が頻繁に押し寄せた海岸部を避けて、この山中に多くの聖堂や修道院が建築されました。木造建築に雨や雪を凌ぐための二重屋根を載せた素朴な造りですが、一歩足を踏み入れると、教会中の壁に描かれた鮮やかな壁画やたくさんのイコンで飾られたイコノスタシスなどが目に飛び込んできます。聖堂群は、1985 年に「トロードス地方の壁画聖堂群」として世界遺産に登録されました。また、キコス修道院は、巡礼地として、キプロスで最も有名な修道院となっています。

アルハンゲロス・ミハイル聖堂

パフォス
古代からアフロディーテの聖地として栄えたパフォスには、古代ギリシャや古代ローマの遺跡群、ビザンティン時代の教会など見どころが多く、1980年に「パフォス」として、キプロス初の世界遺産に登録されました。特に、ローマ時代の邸宅の床一面が見事な神話の場面で埋め尽くされた「パフォスのモザイク」は必見です。島の西海岸となるため、美しい夕陽が見られるところとしても有名です。

パフォスのモザイク

スケジュール

2月16日(月) 【東京発】
成田(22:20予定
深夜エミレーツ航空(予定)にてドバイへ向け出発。
【関西発】
関西(23:30予定)
深夜エミレーツ航空(予定)にてドバイへ向け出発。

―・―・機内
機中泊
2月17日(火) ドバイ (10:05 予定)ラルナカ (30km)ニコシア
午前ドバイにて乗り継ぎ、キプロスのラルナカへ。
午後6世紀のモザイクが残るキティのアンゲロクティストス教会、聖ラザロの墓の上に建つ、ラルナカの聖ラザロ教会、イスラム教徒の巡礼地ハラ・スルタン・テッケ(モスク)を見学し、ニコシアへ。

機内・昼・夕
ニコシア泊
2月18日(水) ニコシア (60km)ファマグスタ (62km)キレニア (30km)ニコシア
午前グリーンラインを越えて北キプロスへ。古代キプロスで最重要都市だったサラミス遺跡聖バルナバ教会を見学し、16世紀の堅固な城壁に囲まれたファマグスタへ。フランス風ゴシック建築ムスタファ・パシャ・ジャミイ(聖ニコラス大聖堂)オセロタワー(外観)を見学します。
午後ゴシック建築ベラパイス修道院を見学します。その後、美しいキレニアの港を散策し、ニコシアに戻ります。

朝・昼・夕
ニコシア泊
2月19日(木) ニコシア滞在
午前ニコシア市内を巡ります。考古学の展示が素晴らしいキプロス博物館、18世紀のフレスコに覆い尽くされた聖ヨハネ教会、キプロス各地から集めたイコンやフレスコを展示するビザンティン美術館、ニコシア最大の城門ファマグスタ門(車窓)を見学します。
午後自由行動。

朝・昼・夕
ニコシア泊
2月20日(金) ニコシア (100km)トロードス
終日2日間にわたり、トロードス山中のビザンティン聖堂を巡ります。ペドゥーラスのアルカンゲロス・ミハイル聖堂ビザンティン博物館アギオス・イオアニス・ランバディスティス聖堂を巡ります。(5日目と6日目の見学はスケジュールを入れ替える場合があります。)
昼食トロードスのマス料理を。

朝・昼・夕
トロードス泊
2月21日(土) トロードス滞在
終日11世紀の創建以来活動が続くキコス(キッコー)修道院博物館を見学し、キプロスを独立に導いたマカリオス大司教の墓から北キプロスの海岸線を望みます。パナギア・フォルヴィオティッサ(アシヌー)聖堂パナギア・ポディトゥー聖堂アルカンゲロス・ミハイル小聖堂、ガラタのアギオス・ソゾメノス聖堂アギオス・ニコラオス・ステギス聖堂を巡ります。(5日目と6日目の見学はスケジュールを入れ替える場合があります。)

朝・昼・夕
トロードス泊
2月22日(日) トロードス (50km)パレパフォス (22km)パフォス
午前オモドスへ。ティミオス・スタヴロス聖堂を見学し、ワインを試飲しましょう。
午後アフロディーテが漂着したとされる海岸ペトラ・トゥ・ロミウ、パレパフォスのアフロディーテ神殿と「レダの白鳥」のモザイクが置かれる博物館を見学します。その後、パフォスへ。

朝・昼・夕
パフォス泊
2月23日(月) パフォス滞在
終日アギオス・ネオフィトス修道院、2世紀に遡るパフォスのモザイク、古代遺跡王族の墓聖パウロの柱アギオ・パラスケヴィ教会を巡ります。
昼食シーフードメゼをお召し上がりください。

朝・昼・―
パフォス泊
2月24日(火) パフォス (135km)ラルナカ空港(19:20予定)
午前アポロンの神殿クリオンの古代劇場、聖ヨハネ騎士団が本拠を置いたコロッシ城を見学します。
午後紀元前7000年に遡る住居跡ヒロキティアを見学し、500年以上続くレース産業で有名なレフカラ村を散策します。その後、空港へ。
エミレーツ航空(予定)にて、ドバイ乗り継ぎ、帰国の途へ。

朝・昼・機内
機内泊
2月25日(水) 【東京発】
ドバイ(17:20 予定)成田
夕刻:空港到着後、解散。

【関西発】
ドバイ(17:05 予定)関西
夕刻:空港到着後、解散。

―・―・機内

[ご注意]
●日程5日目、6日目のトロードスの見学は、手配の都合上、スケジュールを入れ替える場合がございます。
●各教会とも宗教行事や修復などにより、予告なく閉館する場合があります。その場合には、可能な限り代替の見学箇所にご案内いたします。
●航空機発着時刻は、8月20日現在のエミレーツ航空のスケジュールを基本としております。今後、発着時刻が変更となったり、羽田発着となる場合もあります。
赤字は入場観光、青字は下車観光でのご案内となります。

ツアー概要

◆発着地・日本発着時利用航空会社
東京・関西発着:エミレーツ航空(EK)
ビジネスクラスをご希望の方は、お早めに問い合わせください。
◆食事:朝食7回 昼食8回 夕食5回付
◆利用ホテル
《ニコシア》ヒルトン・ニコシア
《トロードス》トロードス・ホテル
《パフォス》アナベル・ホテル・パフォス
※おひとり部屋ご利用の場合ダブルルームのご利用になる場合があります。
※シャワーのみのお部屋となりますがバスタブ付のお部屋となる場合があります。
◆添乗員/成田空港(または羽田空港)より同行します。
◆査証/不要
◆必要旅券残存期間/入国時6ヶ月以上必要

旅行代金

(2名1室利用時のおひとり様)
[エコノミークラス利用時] 798,000円
[一人部屋利用追加代金]130,000円
最小催行人員:10名
定員:16名(満員になり次第締め切ります)
燃油サーチャージ、成田・羽田施設利用料・保安税及び海外空港税・国際観光旅客税計88,140円(8/20現在)は旅行代金に含まれません。


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