同行講師 池田健二氏 オーヴェルニュ・ロマネスクの旅

出発日:2026年6月2日(火)

ビオザの教会

2026年初夏、「ロマネスクの旅」はフランス南部の中央高地(マッシフ・サントラル)に位置するオーヴェルニュ地方に残るロマネスク教会を訪れて巡ります。
数万年前の火山の噴火で形成された中央高地。そこには標高1500mを越える山々が点在し、周囲には標高1000m近い高原が広がっています。この地勢から交通の便が悪く、近代化も遅れましたが、そのおかげで美しい自然が保たれてきました。そこに雄大や山々があり、深い森があり、清涼の空気と水があります。山間の村々では伝統的な信仰が保たれ、教会も大切に守られています。中央高地のロマネスク教会に壮大で華麗なものはありません。
どの教会も質素で堅実な構えですが、そこに寡黙でありながらも深くて温かい、ロマネスクならではの美が結晶しているのです。旅はリヨンを起点としますが、すぐにオーヴェルニュ地方に入り、シャテル・モンターニュやモザの教会で地方色豊かな建築や浮彫の美に遊びます。
中央高地を代表するロマネスクであるクレルモン、オルシヴァル、サン・ネクテールの教会では、山々の風景と共にその豊かな芸術世界を満喫します。
マルサの教会ではロマネスクの黒マリアと出会います。そこから南下するとイソワールとブリウドの教会が待ち受けています。どちらの教会も中世の巡礼たちの目を楽しませたロマネスクの柱頭や壁画を見事に保存しています。そして溶岩の岩山が点在するル・ピュイ。サンティヤゴ巡礼の起点の一つでもあったこの町では、エキゾティックなロマネスクの大聖堂と礼拝堂が旅人を待ち受けています。
そこから旅は「ル・ピュイの道」に沿ってオーブラックの荒野を越え、コンクに向かいます。ここでは教会に隣接するホテル・サント・フォワに宿泊。夕に朝に中世の村と教会を散策し、「最後の審判」を刻むあのタンパンを見上げます。西に伸びる巡礼の道はさらにモワサックへと続きます。ここでもロマネスクを代表するタンパンと回廊の柱頭の美を楽しみます。
旅の終点はサン・セルナン教会が建つトゥールーズです。さわやかな高原の風に吹かれながら、オーヴェルニュのロマネスク世界を縦横に巡り、最後にはラングドックのロマネスク世界に至る。
この静かで豊かな夢の旅に、みなさまと共に旅立てることを心から願っています。できるかぎりの準備をしてお待ちしています。
同行講師 池田健二

  • オルシヴァルの教会

  • サン・ネクテールの教会

  • 最後の晩飡の柱頭

スケジュール

6月2日(火) 0時05分羽田発のエールフランス航空便でパリを経由してリヨンに向かう。10時30分にサン・テグシュペリ空港に到着。そこからバスでヴィエンヌに移動し、昼食後に、サン・モーリス大聖堂、サン・ピエール教会、サン・タンドレ・ル・バ修道院の三教会を見学。その後、サン・テティエンヌのホテルに向う。

サン・テティエンヌ泊
6月3日(水)/th>

パドヴァ滞在
サン・テティエンヌから西に進んでオーヴェルニュに入り、シャテル・モンターニュの教会を訪問。堅固な建築と素朴な浮彫に出会う。次にビオザの小教会でロマネスクの後陣の美を楽しむ。ガンナでは昼食の後に不思議な柱頭が残る教会を見る。午後はロマネスクの鐘塔玄関口と上階の壁画が見事な修道院教会を訪問。最後に、テュレの教会でプリミティヴな作風のタンパン彫刻を見上げる。

クレルモン・フェラン泊
6月4日(木) 午前はクレルモンの旧市街を散策。ノートルダム・デュ・ポール教会で内陣を飾る柱頭彫刻を読み解き、ノートルダム大聖堂でロマネスクの黒マリア像と対面。午後は城砦のようなロワイヤの教会と力強い黒マリア像が残るマルサの教会を訪問。モザの旧修道院教会では「墓を訪れる聖女たち」などのロマネスク柱頭彫刻の傑作を楽しむ。最後に、「沼地の大聖堂」と称されるエヌザの教会へ。

クレルモン・フェラン泊
6月5日(金) 中央山塊に点在する教会を巡る。まずオルシヴァルでノートルダム教会でオーヴェルニュ的ロマネスクの建築美を愛でる。次にシャンボン・シュル・ラックの円形教会で奇妙な柱頭に出合う。午後は、サン・ネクテールの教会の背後に広がる風景の美を楽しみ、内陣を囲む柱頭に刻まれた聖なる物語の数々を読み解く。夕方、ベス・アン・シャンデッスの教会を訪れ、魅力的な柱頭を見上げる。

クレルモン・フェラン泊
6月6日(土) クレルモンを発って、交差部の塔が美しいサン・サテュルナンの教会を訪問。続いてイソワールまで南下。旧修道院教会の後陣に残る黄道十二宮の浮彫や、内陣の彩色された柱頭の数々を読み解く。午後は、緑の谷に建つオーゾンの小教会とラヴォデュー修道院の回廊で可愛い柱頭彫刻と対面。最後にブリウドの大巡礼教会を訪れ、多彩な柱頭やナルテックスの上階を飾る「最後の審判」の壁画を鑑賞する。

ブリウド泊
6月7日(日) 午前はロマネスクのユニークな後陣を保存するサン・ポーリアンの教会とおおらかな半円を描く後陣が見事なシャマリエールの教会を訪れる。午後はル・ピュイに入り、ノートルダム大聖堂を訪問。アラベスクな装飾を持つ西正面、巡礼を引き寄せた「熱病の石」、翼廊を飾る天使の壁画、良く保存されている回廊などを見学。最後に小さな岩山の頂上に建つサン・ミッシェル・デギーユの礼拝堂に登る。

ル・ピュイ泊
6月8日(月) サンティヤゴ巡礼路「ル・ピュイの道」を進む。まずソーグの教会で木彫の聖母子像と対話。続けてオーブラック高原に入り、ナスビナルの教会を経て、荒野に孤立するオーブラックの救護所の礼拝堂を訪れる。午後はエスパリオン近郊のペルスの教会でルエルグ風の建築とタンパンを飾る素朴な浮彫の美を楽しむ。夕方、巡礼の村コンクに入り「最後の審判」を刻むタンパンに登場する天使や悪魔と戯れる。

コンク泊
6月9日(火) 朝霧に包まれたコンクの教会と家並をしばらく彷徨ってから、巡礼の道を西に進んでカイリュスで昼食。午後はさらに西に進んでモワサックに入り、修道院教会の扉口の「ヨハネの黙示」を刻むタンパンや、中央柱を飾る「哀しみのエレミ」を見上げる。続けてあの回廊に入り、45の説話的な柱頭の四面を飾る浮彫を心ゆくまで読み解く。最後に、南の巡礼路の拠点でもあったトゥールーズに到着する。

トゥールーズ泊
6月10日(水) 午前中はトゥールーズ市内を観光。まずロマネスク最大の巡礼教会であるサン・セルナン教会を訪問。壮大な後陣の外構えを見上げ、北翼廊の壁画を鑑賞し、11世紀の浮彫で飾られ周歩廊を巡る。続いて、修復が終わって再開されたばかりのオーギュスタン美術館へ。市内の三つの教会の回廊にあったロマネスクの柱頭を見学する。午後は市内で数時間の街歩きを楽しむ。夕方、トゥールーズのブラニャック空港に移動し、18時15分発のエールフランス航空便でパリを経由して帰国の途に付く。

機中泊
6月11日(木) 18時30分に東京の羽田空港に到着し、解散。

ツアー概要

利用予定航空会社:エールフランス航空
ビジネスクラスをご希望の方は、お早めに問い合わせください。
旅行代金1,155,000円(1名1室ご利用の場合のおひとりさまの代金) 
現地参加費用995,000円(1名1部屋利用の場合)
燃油サーチャージ、羽田・成田空港の施設利用料・保安税及び海外空港税・国際観光旅客税計8,970円(12/10現在)は旅行代金に含まれません。
最少催行人員:12名
定員:20名
添乗員:羽田(または成田)空港より同行します。

※プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスをご希望の方は、お早めに問い合わせください。

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